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might と may


mightは、mayの過去形であり、mayは不確実な未来と学校では習った。

たとえば、It may be rain tomorrow.(明日は雨になるでしょう)などだ。
これをそのまま過去形にすると、It might be rain.となり、雨になったでしょう とおかしな文になる。

この疑問点を解決するためには、mayのもつもう一つに意味を理解する。
mayには確かに不確実な未来をあらわす言葉ではあるが、他にも「できる」という意味がある。

たとえば、
May I help you?(助けが要りますか?=私にあなたを助けられますか?)といった具合だ。

この他にもCan I help you?といっても同じ意味になることから、may と canは同じ「できる」という意味で使えることがわかる。

では、mightは、実はmayと同じだが、こちらを使った場合には、「できる」といった意味は含まれない。あくまで不確実な未来のみだ。
いったい何のために、may と might があるのかというと、mayを使った場合に「できる」の意味なのか、「であろう」の意味なのか不明確な場合に、mightを使って、「であろう」の意味を明瞭にするためmightがある。

例文を見てみよう。

You may use this machine. あなたはこの機械を使うだろう。なのか、あなたはこの機械を使うことができるなのかこの文だけでははっきりしない。

こんな時は、You might use とし、はっきりさせる。